新車で購入した車を転勤のために手放すことになった体験記

kuruma seibi

私は3年前に大学を卒業して、いまの会社に入社しました。

当時勤務していた場所は地方で、会社へは車で通勤をしていました。

その車は、両親のすねを思いっきりかじって頭金の費用を出してもらい、新車で購入した車でした。

しかし今年の4月は会社から、転勤の辞令が出てしまったのです。

新しい転勤地では、みんな電車での通勤でしたし、新しい住まいとなる社宅にも駐車場はありませんでした。

そのため、3年間にわたって私の足となってくれた車を泣く泣く売却することにしました。

新しい転勤地に引越しをする1週間ほど前に、テレビCMなどで有名な全国チェーンの中古車買取り店に行き、査定をしてもらいました

店の店員さんは、まだ3年ほどしか乗っていない状態のいい車を持ち込んだせいか、とても上機嫌で気合が入っていました。

当時、免許取り立てにもかかわらず新車を購入するという暴挙をおかしてしまったにもかかわらず、奇跡的に事故などは一度も起こさず、車はとてもきれいな状態でした。

プロならではの手際よさで店員さんは車の隅々までチェックすると、10分ほど待たされただけで買取り金額が提示されました。

私の車にはメーカー純正の割と高機能なカーナビが装着されていたので、その分を反映してくれたのか、査定金額は想像よりもかなり高いものを提示してくれました。

店に車を持ち込んだときの、店員さんの気合がそのまま買取り金額に反映されたような感じです。

当初は、他の店にも査定を依頼することを考えていましたが、あまりにもいい金額を提示されてしまったので、その店と契約することを即決してしまいました。

まだ3年しか乗っていない車なので、ローンが残っている点が気になったのですが、その買取り店でローンの残金をすべて立て替えて支払ってくれるということで安心しました。

そして、買取り価格からローンの残額を差し引いた分を現金で受け取ることになります。

当初は、ひょっとしたら買取り金額とローンの残額でトントンくらいかなと思ったのですが、買取り金額が想像より高かったために、結果的はプラスになりました。

その分は、頭金を出してくれた両親に、そっくり全部渡しました。

いまでは車に乗ることもまったくなくなり、電車に揺られながら会社に向かう毎日ですが、自分が3年間乗った愛車がいったいどんな人に買われたのだろうかなどと、窓の外を眺めながらときどき考えたりします。